ルーター旋盤
ルーター旋盤
木工旋盤にはほとんど興味がなかったのですが、友人から丸いテーブルの注文を受けてしまいました。大学生のお嬢さんが使うテーブルで3本脚、脚も丸いのがいいという注文で、できないというのも悔しいしせっかくの機会だから何とかしようと思い、チャレンジすることにしました。
とりあえずドリルで回転させながらルーターで削る方式(ルーター旋盤)を採用。これで円柱の脚を作り、さらに型板を作ってルーター旋盤で倣い加工するという作戦です。
ドリルとスピードコントローラー
当初はドリルで回していましたが、安物のドリルだと回転の制御ができないので、何かしら制御できるものが必要です。日曜大工用のスピードコントローラーのパーツをアメリカから入手して調子に乗ってやっていたら、やっと1本削れたところで定格の動作時間を超えて半導体が焼けたらしく、常に全開で回るようになってしまいました。3倍くらい高くてもヘビーデューティー用を買うべきだったと悔やんでも後の祭りです。
あと2本の脚をどうやって作るか真剣に考えた結果、ここですごすごとスピードコントローラーをヘビーデューティー用のものに買い換えるのでは送料もバカにならないし悔しすぎるという結論に達し、ちゃんとした木工旋盤の入門機(HomeToolのWT-100)を買うことにしました。
入門機でもドリルよりは比べものにならないほどパワーはあるし、もちろん可変スピード付き。
ドリルで回していた時の治具をちょっとだけ手を加えて流用できたのもラッキーでした。
丸棒切削
旋盤で回転させながらルーターで削ります
切削途中
19mmのバーチ合板の木端で水平面を作り、ルーターを水平移動させます
丸棒完成
丸棒完成
HomeToolのWT-100
木工旋盤の入門機です
テール側
バイス用のボルトで押します。
テール側2
倣い加工用に手前側の合板を外した状態
倣い加工
倣い加工
トリマーを水平に保持
倣い加工用ベース
19mmのバーチ合板で作りました
テンプレート
テンプレート(4mmのシナ合板)を底面に固定します
切削状況
旋盤で回しながらラウンドノーズビットで削ります
切削状況2
切削完了
同じものが3本できました
ルーターのハンドル
本来の使い方で削りました。目検討でも概ね左右対称にできます。